1本の映像の裏には、撮影のずっと前から始まる準備があります。その流れを、ここでご紹介します。
BTS 01 - 撮影が始まる前に
いちばん大切な仕事は、カメラを出す前に終わっています。何度も現場に足を運び、つくられたものを味わい、どの瞬間を撮るべきかがわかるまで工程を学ぶ。そして撮影当日、ディレクターが最初に伝えるのは「本番です」ではありません。
“ここは安全な場です。生放送ではありませんから、公開できない話が出ても大丈夫です。編集でカットできます。失敗しても、何度でも撮り直せますから。”
安心した人は、暗記した言葉ではなく、自分の言葉で話し始めます。私たちのベストショットはいつも、出演者がカメラを忘れた瞬間です。
BTS 02 - 年に一度の現場
撮り直しのきかない現場が、私たちの本領です。Son of the Smithのフレッシュホップサイダーの仕込みは年に一度、収穫の朝だけ。複数カメラ、二重の録音、夜明け前に決まっている役割分担。不測の事態まで織り込んで現場を設計します。一度きりの瞬間にこそ、ハイエンドな制作現場の規律を持ち込みます。
BTS 03 - 機材
重要な素材は必ず二重に記録します。光がまだ足りないときは、待ちます。我々にとっては、品質を犠牲にすることが選択肢にはありません。
BTS 04 - 3言語で世界へ
すべての作品は、主役の言語でつくられます。字幕とローカライズは外注せず、私たち自身の手で。翻訳者が現場にいるからこそ、言語ごとの醸造の固有の語彙と、撮影現場にいないと伝わらないコンテキストが失われない翻訳が実現できます。